教育旅行

スタンダードコース例

福島の現状と課題について学ぶ

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教育旅行 スタンダードコース例

福島の現状と課題について学び、自分事として考えるための標準的なコースです。被災地域(避難指示解除後の地域など)でのフィールド学習に加え、住民、地域団体、医療者、農家、事業者など、様々な分野で復興に挑戦するヒューマンや東京電力社員との対話から福島の現状(光と影)と課題を理解します。

毎日、夕食後に行う「振り返り」で情報の整理や共有をします。ツアーで学んだことを踏まえ最終日のワークショップで、震災・原発事故により顕在化した様々な社会課題を「福島だけの問題」ではなく「日本社会やそれぞれの地域が考えるべき、自分たちの問題」と捉え、議論します。

ツアー事例紹介

コース例①

筑波大学附属駒場中学校・高等学校 灘中学校・高等学校

2泊3日

1日目

11:30 郡山駅発 貸切バス
見学・食事 福島県環境創造センター「コミュタン福島」(三春町)
対話 落合集会所(葛尾村)
(一社)葛力創造舎 代表理事 下枝浩徳さん
宿泊 展望の宿天神(楢葉町)着
対話 (一社)AFW 代表理事 吉川彰浩さん
考える 1日目の振り返り

2日目

8:30 展望の宿天神(楢葉町)発
見学 東京電力「廃炉資料館」(富岡町)
対話 東京電力社員
見学 富岡町夜の森地区(富岡町)
見学 富岡復興メガソーラー・SAKURA(富岡町)
食事 大熊食堂(大熊町)
見学 (車窓)大熊町大川原地区(大熊町)
見学 (車窓)国道6号(一部帰還困難区域)通過
対話 浪江町地域スポーツセンター(浪江町) 浪江まち物語つたえ隊
見学 浪江町内フィールド学習(浪江町)
宿泊 福島いこいの村なみえ(浪江町)着
対話 南相馬市立総合病院 医師 坪倉正治さん
考える 2日目の振り返り

3日目

8:30 福島いこいの村なみえ(浪江町)発
対話 双葉屋旅館(南相馬市小高区) 小高を応援する会3B +1 廣畑裕子さん
対話 交流センターふれ愛館(飯舘村) 農家 高橋日出夫さん
食事 食堂新川(川俣町)
考える コラッセふくしま(福島市) ワークショップ (テーブルファシリ:福島県立福島高等学校の生徒)
16:50 解散
コース例②

明治大学付属中野中学校・高等学校

1泊2日

1日目

11:30 広野駅発 貸切バス
対話・食事 広野町公民館(広野町) (一社)葛力創造舎 代表理事 下枝浩徳さん
見学 JAEA楢葉遠隔技術開発センター(楢葉町)
見学 特定廃棄物埋立情報館「リプルンふくしま」(富岡町)
見学 富岡町夜の森地区(富岡町)
見学 東京電力「廃炉資料館」(富岡町)
対話 東京電力社員
宿泊 展望の宿天神(楢葉町)着
対話 (一社)AFW 代表理事 吉川彰浩さん
考える 1日目の振り返り

2日目

8:30 展望の宿天神(楢葉町)発
見学 (車窓)国道6号(一部帰還困難区域)通過
対話 福島いこいの村なみえ(浪江町) 浪江町行政区長会 会長 佐藤秀三さん
見学 浪江町内フィールド学習(浪江町)
食事 旭亭(南相馬市原町区)
対話 交流センターふれ愛館(飯舘村) ニコニコ菅野農園 菅野クニさん
考える コラッセふくしま(福島市) ワークショップ
17:50 解散
マップ

ツアーの様子

「見る」

  • 福島県環境創造センター交流棟
    福島県環境創造センター交流棟
    (コミュタン福島)
  • 東京電力「廃炉資料館」
    東京電力「廃炉資料館」
  • 浪江町内のフィールド学習
    浪江町内のフィールド学習
    (浪江駅周辺を歩く)

「聞く」

  • (一社)AFW 吉川代表理事と福島第一原発のジオラマを囲んで対話
    (一社)AFW 吉川代表理事と福島第一原発のジオラマを囲んで対話
  • 浪江町行政区長会 佐藤会長との対話<br>(住民の視点から見た現状)
    浪江町行政区長会 佐藤会長との対話
    (住民の視点から見た現状)
  • 小高を応援する会 3B+1 廣畑さんとの対話
    小高を応援する会 3B+1 廣畑さんとの対話
    (新たな地域づくりに向けて)

「考える」

  • 福島県立福島高等学校の生徒と一緒にワークショップ
    福島県立福島高等学校の生徒と一緒にワークショップ
  • ツアーで発見した福島の課題や疑問点について意見交換
    ツアーで発見した福島の課題や疑問点について意見交換

参加者の声

  • 宮﨑 大輔 先生[ 筑波大学附属駒場中・高等学校 地歴科 ]

    ひとつの問題が様々な側面を持ち、意見の対比が存在する。その事実に直に触れ、生徒は頭をフル回転させたことでしょう。また、ヒューマンへの踏み込んだ質問など、生徒の熱心な姿勢には心強さを感じました。
    フィールドで学ぶことの重要性、現地へ行くことの大切さ、学びの深さを体験させてくれる貴重な今回のツアー。ぜひ、多くの高校生に「福島の今」を体験してもらい、社会のあり方について考え深めて欲しいと思います。

  • 片田 孫 朝日 先生[ 灘中・高等学校 公民科 ]

    たいへん濃密な3日間でした。普段目立たないタイプの生徒が、真剣にグループ討議に参加して意見を述べる姿が印象的で、教室の外で心動かされることがあると、こんな姿を見せるのかと驚きました。
    福島には、苦境の中で地域をよくするために奮闘している大人・若者が多く、人格教育としても得るものが多いです。生徒もこれからの福島と、自分の生き方について、よく考えてくれたと思います。

  • 石井 敬直 さん[ 筑波大学附属駒場高等学校 ]

    福島で様々なことを見聞きし、いろいろな意味でここが世界の最前線だと感じた。廃炉研究、ロボット産業、医療など、福島には様々な可能性があることを知り、福島の発展なしに日本や世界の発展はないと思った。僕は、福島の復興や発展の傍観者ではなく、関係者になりたいと思った。

  • 金子 友祐 さん[ 灘高等学校 ]

    生の声を聞き、伝え、共有し、また学ぶということが、我々に求められる姿勢であると理解しました。多くの場合は、何らかのフィルターにかけられたものしか我々の耳に入ってきません。そういった中で、今回、様々な分野のヒューマンに直接お会いできたことは貴重な経験となりました。

お問い合わせTEL:024-525-4060